胡蝶の夢みたい

昨日、五反田にあるゆうぽうとホールへ行きました。
最寄り駅の五反田駅からホールに向かう途中に橋があって、その下を目黒川という、さほど大きくない川が流れています。
橋から川を見ると、水がやけに緑色でした。

時刻は14時少し前。
炎天下で頭がボーっとして、その水の緑色がやけに現実離れしているように見えました。
底が見えない濁った緑色で、少しドブっぽいにおいがするのがやけにリアルだけど、
これって夢なのかもしれない… ふとそう思いました。

荘子の胡蝶の夢を思い出します。
マニアの中では有名な、あの胡蝶の夢です。
教科書にも載ってたかも?

訳文

以前のこと、わたし荘周は夢の中で胡蝶となった。喜々として胡蝶になりきっていた。自分でも楽しくて心ゆくばかりにひらひらと舞っていた。荘周であることは全く念頭になかった。はっと目が覚めると、これはしたり、荘周ではないか。ところで、荘周である私が夢の中で胡蝶となったのか、自分は実は胡蝶であって、いま夢を見て荘周となっているのか、いずれが本当か私にはわからない。荘周と胡蝶とには確かに、形の上では区別があるはずだ。しかし主体としての自分には変わりは無く、これが物の変化というものである。

Wikipedia 胡蝶の夢より引用

「荘周が夢を見て蝶になり、蝶として大いに楽しんだ所、夢が覚める。果たして荘周が夢を見て蝶になったのか、あるいは蝶が夢を見て荘周になっているのか。」

Wikipedia 胡蝶の夢より引用

平たく言うと「蝶々になって飛んでる夢を見て目が覚めた。蝶になったのが夢か、
蝶が夢を見て、私になっているのか、よくわかんな~い」といった感じですね。
この胡蝶の夢のお話、好きです。

本当は夢と言うより、現実離れした水の緑色を見て、私って、もしかして死んでしまっていて、今この世とも、あの世ともつかない所を彷徨っているいるだけなのかもしれない、と思いました。

不思議な感覚。

もしそうなら、もっと素敵な景色を見られたらいいのに。
透き通った水の中に、ドデカイ鯉が泳いでいたり、なんならラッコがいて、お腹の上で貝を割っていたっていい。
でもそうでない所がリアルなんですよね。

あの世があるのかないのか、本当の所は誰にも分りません。
もしあの世があると過程すると、案外死んだことに気付かないで、同じような暮らしをしている可能性もありますよね。
もしここがあの世なら、もう会社行きたくないなぁ~。

そう考えると、なんだか無駄ですね。
同じ所に停滞していないで、さっさと次のステージへ進みたいです。
死んでも前向きな私。

死んだ記憶がないから、まだ生きているような気がしますが、
果たして、今、生きていると証明することが出来るでしょうか?

こんな事を考えてしまうのは、映画の見過ぎか…
暑さで少々疲れているみたいです。

8 thoughts on “胡蝶の夢みたい

  1. Akira

    こんにちは!
    お久しぶりです。
    暑い日が続きますね。
    今、生きていることの証明ですか?
    そんな風に考えると、永遠に考えてしまいますね。
    あの世は、有ってくれるといいなぁ~。
    死を考えますと、とっても怖くなってしまう私です。

  2. アリサヤ Post author

    Akiraさん、こんにちは(^〇^)
    お久しぶりです。
    こんな猛暑ですから、前もってチケットを買っていなかったら、
    出かけなかったかもしれません。

    どうなんでしょう… 
    あの世の存在を信じている人は多いみたいですよね。
    私は非科学的な事はあまり信じませんが、
    科学的に分っていない事ばかりですから、何一つ確証がないです。
    生きている間に、あの世の下見でも出来るといいですね(*^_^*)

  3. 蓮見

    こんにちは 毎日クレイジーな暑さですね
    私も暑さは大の苦手で呼吸困難になりそうです

    胡蝶の夢

    このお話しだったかは定かではありませんが
    中国の故事にあったような気がします。
    そして私自身もそう感じた記憶もあります。

    へんにリアルな感覚がまた夢なのか

    不思議です。。

    人はみな多かれ少なかれそんなうたかたを見るものなのかもしれませんね

  4. アリサヤ

    蓮見さん、おはようございます(^〇^)
    道路のアスファルトの上は、一体何度になっているんでしょうねぇ…
    呼吸困難になるの、分かります!
    五反田駅からゆうぽうとホールに着いた時、
    あまりの暑さに息切れがして、1時間位呼吸が苦しかったです。

    胡蝶の夢は荘子の説話なので中国の故事です。
    原文の漢文は敢えて引用しませんでした。
    夢でも現実でも、本質に変わりはないと言う意味の様ですが、
    別の世界にいる気持ちがするのは、不思議な感覚ですよね。

  5. しばいつん

    ご無沙汰です。
    更新していなかったので、どうしたのかと思っていましたが
    元気そうですかね・・・。

  6. アリサヤ Post author

    しばいつんさん、こんばんは(^〇^)
    こちらこそご無沙汰してます。

    ありがとうございます。
    夏バテしてますが、なんとか元気にしています。
    まだあと1ヶ月位は暑そうですよねぇ。

  7. マスタードクラス

    こんばんは。
    死後最初に行く幽界は現世と非常によく似ていて、多くの人は自分が死んだことをすぐに自覚できないそうです。
    また、人は睡眠中に毎晩幽体離脱をして幽界や霊界に行っているそうです。
    ただしシルバーコードで繋がれれているので、目が覚める寸前に肉体に戻ります。
    その間の記憶を保存するには脳の容量はあまりにも小さすぎるらしく、たとえ残っても非常に歪んだものとなって意味不明で支離滅裂な夢となってしまうそうです。

  8. アリサヤ Post author

    マスタードクラスさん、おはようございます(^〇^)
    お久しぶりです(*^_^*)
    あの世の下見と思って、幽体離脱の本を買って少し試してみているんですが、
    上手くできないでいます。
    疑う心があるのも、上手く出来ない原因かと思ったりしています…

    睡眠中に無意識に出来ているのなら、訓練すれば意識的に出来て、少しは記憶に留めることが出来るかも…
    人間は脳を100%使っていないといいますよね。
    脳がもっと活性化してくれたら、容量が増えるでしょうか。

    シルバーコードと言う物があるんですか。
    マスタードクラスさんは色々不思議な事にも詳しいですね(*^_^*)
    まだ本を全部読んでいないので、載っているかもしれないので、よく読んでみます。

    夢って不思議ですよね。
    夢の中で「これは夢だ」と分かったことが何度かあって、でも油断するとすぐに
    ただの夢に戻ってしまうんです。
    もっと研究と実践を積み重ねてみたいです。

    ちなみに本は『28日間でマスターする 幽体離脱トレーニングブック』大澤義孝著 です。

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